スクラムフェス三河に参加しました
すっかり遅くなってしまいましたが、10/1-2の2日間でスクラムフェス三河に参加してきました。
また、今回はプロポーザルを採択していただけたためスピーカーとしても登壇しました。
どんなイベントか
スクラムを実践している人、スクラムに興味のある人であれば初心者〜エキスパートまでどなたでも参加できる学びの場です。
去年に引き続き2回目の開催で、愛知県豊橋市の会場とオンラインのハイブリッド形式で行われました。
スクラムというフレームワークに特化した話よりも、自分たちの考えや取り組みを話したり、チーム開発を行う上でヒントになりそうなことについて話すセッションが多めです。
私はオンラインで参加しましたが、流れてくる会場の映像やそこにいる人たちの雰囲気がとてもよくて、いつか現地にいって参加したいなぁと思っています。
私も20分のセッションを大勢の前でするのは初めてでしたが、初心者でも発表しやすい雰囲気があります。
- 初めて登壇する人や、登壇経験の少ない人がたくさん発表している
- Discordのチャットでリアルタイムにフィードバックしてくれる
- チャレンジすることに対して、スタッフやオーディエンスのみなさんが歓迎の雰囲気を作ってくれる
というのがその理由だと思います。
近年、プロポーザルを出して採択される形式のセッションが増えてきていますが、大きなイベントでいきなり発表するのは敷居が高いと感じる方もいると思いますので、そのような方はスクフェス三河やスクフェス札幌でチャレンジしてみると良いかもしれません。
よかったこと
配信のクオリティが高かったです。
メインホールでのセッションは、登壇者とスライドの映像がなめらかに切り替えてられていてオンラインでもストレスなく楽しむことができました。
セッションとセッションの間に音楽が流れているのもいいなぁと思いました。
あと「じゃん」「だら」「りん」のトラック名が三河っぽくてよかったです。
イベントには全体的に、初めての人やスクラム初心者の人でも暖かく歓迎してくれる雰囲気があったように思います。
クロージングでは、スピーカーとスタッフのみなさんがあつまりイベントへの思いや感謝の気持ちをお話してくださったのですが、その場でみんなが集まってイベントの熱量を共有している感じがとてもステキでした。
メインセッション
武蔵精密工業株式会社の常務執行役員である伊作猛さんのセッションです。
「失敗がないのがこの世界、だからチャレンジしています」という言葉がとても心に残っています。
翌日に自分の発表を控えていて、内容にあまり自身がもてていなかったのですがこの言葉を聞けたおかげで「チャレンジすることに意味がある」ということにフォーカスできました。そこから気持ちを切り替えてることができました。
あと自分たちの強みや取り組む姿勢に誇りをもっているのがとても伝わってきて、結果を気にするあまりやらないことを選択してしまうのではなくチャレンジしている限り失敗はないというマインドセットを自分ももっていたいと思いました。
私達も"make mistakes faster"という考え方を大切に思っていますが、こういうマインドセットがあるからこそなんでも自社で作ってしまったり従来と違う分野にも取り組んで行けるのだと思います。
会社全体がこうなれるのってすごいいいですね。
その他のセッション
自分のセッションが終わる前までは正直ちょっと上の空だったので、最近少しずつ録画を見始めました。
「建設的相互作用の論文 (通称「ボビンの論文」) とスクラムの源流 “The new new product development game” を読んでペア作業からスクラムについて考えてみりん」が、気軽に論文にふれることができて楽しかったです。
ペアでなにかに取り組むときそこで何がどういう過程を経て起きているのか、という「建設的相互作用」について、ミシンの仕組みを会話を通じて理解する様子を通して観察した論文でした。
論文はしきいが高いイメージがあり、というか実際敷居が高いんですが、ポイントに絞って解説してくれたのと難しい論文をわかりやすい言葉に置き換えて説明してくださったのでとてもわかりやすかったです。
1人で学ぶことと2人以上で学ぶときの違い、そこで何が起きているのかという論理的に説明しにくいような事象であってもこうやって論文になるんだなぁ、すごいなぁと思いました。
こういうセッションがまたあるといいなぁと思います。
自分の発表
おかげさまで無事に終わることができました。
いいたいことを伝わるように言語化するのがなかなか大変で直前までスライドを直したりしてましたが、終わってみれば良いフィードバックをたくさんいただくことができて、チャレンジしてよかったなと思いました。
自分の発表が良い/悪いというよりも、チャレンジしたらフィードバックしてもらえる世界の温かさを感じられたことが一番収穫でした。
なおスライドのタイトルは@nemorineのタイトルに@jp_110と一緒に乗っかる形で遊んでみた結果ナゾの「〜みかわ」三部作が誕生しました。
www.slideshare.net
感謝の言葉
自分のイベントを開催するので、この規模のイベントを開催するのがどれくらい大変だったかは想像がつきます。
みなさん本業もある中大変だったと思いますが、とても楽しい体験をさせていただくことができました。
よし、札幌も続くぞー!
マツシューさんが10年後も続くイベントにしたいとおっしゃっていたので、自分は10年連続で参加します!
今回はこのような機会をいただき本当にありがとうございました。