初心者向け勉強会「やさしいスクラム」に参加してきました
アジャイル札幌主催の「やさしいスクラム」に参加したので自分向けメモ。
自分のコミュニティ主催のイベントですが、@YasKamitoさんが講師をするということで、自分も人にScrumを教えるとしたらどうやって教えたらいいだろうと思い、講師側の観点を学ぶつもりで参加しました。
導入
- アジャイルソフトウェア開発宣言の背景
- 宣言では左よりも右に重きをおくことを説明
- ウォータフォールとの違い
- アジャイル開発の比率(世界・日本)
- Scrumbanとかハイブリッドもいれると開発にスクラム要素を取り入れているところは多い
スクラムガイド(全体像)
一枚絵
- 全体像
- INVEST*1
- 「成果物」ではなく「作成物」
- プロダクトバックログは価値ベースで書く。例えばショッピングサイトだったら「○○で検索することができる」のような。検索して商品にたどり着くことがお客様にとっての価値。
- 50%のスプリントは失敗するのが普通
- タスクは1日1つ以内で終わるボリューム。大きければ分割する。
質問
参加者のみなさんはわからないことをどんどん質問してくれる。こんなに質問でる勉強会久しぶりかもしれない。
たぶん「初心者」×「対話形式でやりましょう」×「やさしいかみとさん」の相乗効果。やさしさ大事だな。
- POとSMの兼任はOK?
→NG。POとSMは責務が相反するので1人が兼任するとどっちかに(ほぼPOより)に傾いてしまう。
- 軽量とは?
→Scrumとして定義しているのは「3本柱」「5つの価値基準」「3つの役割」だけ。そしてScrumガイドは20ページもありません。フレームワークのみを定義しているのでコンパクト(軽量)なのです。
- スプリントを2wにするか4wにするかどうやってきめる?
→ポイントの1つとして透明性、検査、適用をどのサイクルで行いたいかで決めたりとか。
- そのスプリントで終わらなかったタスクはどうするの?
→終わらなかったタスクと「このやりかたでは終わらなかった」ということを学んだ経験値が残る。ただそれだけ。
リリース日までの日数を考慮しつつその経験を元に「この先どうやるか」ということを考えることにシフトしていけばいい。
学び
- 一枚絵を説明するときに「自社開発製品を作っているチーム」とか具体的はイメージがあったほうがわかりやすいのかな
- 1時間半は少なかった。時間配分を考えなくちゃ。
- 1日目:やさしいスクラム、2日:紙粘土スクラムの2daysでBootCamp的なことをやると学びが深いかも。
- スクラムは「鏡」や「体重計」。今あるものを映してくれる。ただそれだけ。
わたしにとってのScrum
Scrumはドラクエ。
一人でできることはたかが知れている。
でも仲間が増えたりそれぞれが役割をもってトライ&エラーを繰り返すことで経験値をがあがりレベルアップできる。
レベルアップして新しい技が使えるようになると、オートバトルをやっても一辺倒な戦い方ではなく相手に合わせて戦術をかえることができる強く多様なパーティに成長しておく。
でもその裏側では死んでしまって教会のお世話になったり、全滅してやりなおしたりと様々な失敗があるんだよね。
そして戦士が4人いるよりもバランスのとれた編成のほうが結果強かったりする。おもしろい。
おまけ
諸事情によりだいぶ久しぶりに勉強会へ参加しましたが、率直に楽しいしテンションあがりました。
一方で、こんなにも長く学びを止めていた自分と「初心者向け」って言ったのに全然初心者じゃないレベルの人達を比べて「これはやばいぞ」と思いました。完全に成長止まってることを痛感…。
スクラムマスターが5人も講師として参加している贅沢な勉強会「やさしいスクラム」、また開催すると思うので是非お越しください。