「やさしいふりかえり(初心者向け)」というワークショップを開催しました
この記事は「ScrumFestSapporo2020 Advent Calendar 2020」の6日目の記事になります。
前日の記事はこちら。
12/5(金)に最近アジャイル札幌でシリーズ化してきているやさしいシリーズの第2弾「やさしいふりかえり」の講師をしました。
10月末から行っているこの「やさしい」シリーズのイベントは、文部科学省「専修学校による地域産業中核的人材養成事業」の「札幌(北海道)をモデルとした地域創生のためのIT人材育成と企業連携推進事業」(主幹事校:吉田学園情報ビジネス専門学校)と連携して行っているものです。
やさしいシリーズとは
アジャイル札幌のやさしい講師がやさしく教える初心者向けの学習コンテンツです。
座学+ワークのスタイルで「参加者が手を動かして学ぶ」ということを大切にしています。
年内は第3弾まで実施することが決まっていますが、おそらく今後も増えると思います。何をやるかについては「皆さんが何を知りたいと思っているか」に寄り添っていきたいと考えていますので「こんなこと知りたい!」というのがあればぜひご連絡ください。
それがやさしいシリーズ第4弾になるかもしれません!
第1弾:やさしいスクラム
講師:@YasKamito(本コンテンツは終了しました)
第2弾:やさしいふりかえり
講師:@izumii19(本コンテンツは終了しました)
第3弾:やさしいテスト
講師:@nemorine(2020/12/19(土) 13:00 - 17:00開催)
やさしいふりかえりとは
ふりかえりとはアジャイル開発でよく耳にする改善活動のことで、Scrumではレトロスペクティブと呼ばれていますがどちらも同じ活動のことを指しています。
「アジャイル開発でよく耳にする」と書きましたが実際には教育や医療などあらゆる現場でも実施されています。
ただ、経験したことのない人にとっては「改善活動」がやや抽象的過ぎて、一体何をすることなのか、どうやってやるのかイマイチわからないと思います。
「やさしいふりかえり」はそんな方達向けにふりかえりの基本知識やフレームワーク、実施のコツなどのベーシックな知識と、実際にワークショップを通じて改善の効果を体験してもらうための学習コンテンツになります。
以下のような方達に向いています
- ふりかえりが何か全くわからない方
- ふりかえりというワードは聞いたことがあるが実際にやってみるには少しハードルが高いと感じている方
- ふりかえりをやってみたいが、近くに経験者がいない方
- ふりかえりを実施しているが、なんかうまくいかない方
- オレオレふりかえりになってしまっているので、基本に立ち戻りたい方
当日の様子
当日のコンテンツについてはDoorKeeperをご覧ください。
また、スライドについては文部科学省なのか吉田学園情報ビジネス専門学校なのかちょっと記憶が曖昧なのですが、こちらから後日公開されると思います。
参加者は開発者から教育現場で従事されている方まで色々な方達が集まり総勢10名でオンライン形式での実施となりました。
前半は座学でふりかえりの基礎知識について学び以下のようなことを理解していただきました。
- ふりかえりとはなにか、やる目的
- いつ、だれと、どうやって始めるのか
- たくさんあるフレームワークからどれをやればよいのか
- よいふりかえりにするために、ちょっとしたコツと大切なこと
後半はKPTとYWTを体験してもらいました。
ワークは手を動かすので単純に楽しいですね、座学だけだと眠くなりますしね。
アクシデント
後半には「miroを使ってグループワークとふりかえりを2イテレーション繰り返し、改善の効果を感じてもらう」というワークを用意していたのですが、ここでまさかのmiroメンテナンス中(!!)
急遽、前半に行った座学の質問タイムを前倒してメンテナンス終了時間が来るのを待ち、その後無事ワークを実施できました。ホッ。
午前中は普通に使えていたので完全に油断してました。
miroの公式ではメンテナンスについての時間が「Saturday at 04:30 AM UTC 」と説明されているので皆さんが使っていないであろう時間にメンテナンスしてくださっているようですが日本だと思いっきり昼間ですね(メンテナンスお疲れ様でした)。
講師として
昼間は業務があるため夜と土日で資料作りをしたり、グループワークの構成を考えるのに時間のやりくりが大変でした。
ただ、グループワークはアジャイル札幌のメンバーが仕事の合間を縫ってプロトタイプを一緒にやって考えてくれたり、スライドのレビューもしてくれたりとたくさん協力してもらえたので、最後まで「参加者にとってよい学びの場にしよう」というモチベーションを切らさずに当日を迎えることができました。
こういうことを通じて「仲間に恵まれている」というのを、最近より一層感じます。
今後は「自分が知っていることを誰かに役立てるための何か」をもっとアウトプットしていきたいと思っています。
それには自分が知っていることが枯渇しないようにしないとならないですね、がんばろう!
さいごに
やさしいシリーズはまだ続きますのでぜひぜひご参加くださいね!