ファシリテーションをどう学ぶかについて考える
今日はこちらに参加しました。
ファシリテーションについていろいろディスカッションしてみて、色々と想いが巡っているうちに勢いでまとめたくなりました。少々粗目のログですがご容赦ください。
本編では家庭環境の事情*1によりほぼ聞き専となってしまった上に、あまり聞くことにも集中できずつまみぐいっぽくなってしまいました。ただラッキーなことに、本編終了後に「時間ある人で残って雑談しませんか?」の時間があったのでそこからようやく全力参加できました。
参加のきっかけ
- 「SCRUM MASTER THE BOOK」でGreatScrumMasterになるために必要なコンピタンスの1つは「ファシリテーション」と掲げられているので、ファシリテーションについて学びたかった。
- 自分が普段やっているファシリテーションのやり方が合っているのか不安だった。
- 他のファシリテーターがどんなことを考えていて、どんなことを悩んでいるのか知りたかった。
- ファシリテーション能力ってどうやってあげて、どうやって計測するんだろう?
感じたこと
ファシリテーション能力は暗黙知
暗黙知はよく「自転車に乗り方」に例えられますが、ファシリテーションも自転車の乗り方に似てると思いました。
ただ、ファシリテーションは自転車の乗り方ほど単純ではないため、体で覚える以外の方法として本や資格講座からも学ぶことができます。 ですがその数はわりと少ないようで、それはファシリテーションが形式知に置き換えられない部分が多い能力だからではないかと感じました。
さらに、ファシリテーションの場合は形式知として学べる部分が自転車で言うところの「舗装された道のまっすぐな走り方」であって、砂利道やぬかるんだ道はどう走るのか、坂道でブレーキをかけるタイミングやカゴの荷物が重たい時の上手な走り方のような「臨機応変な走り方」を学ぶことは難しいと思います。知識として手法を学ぶことはできるかもしれないけど、どの道ではどう走るかはやりながら体感していくことなのだろうなぁ。
プラクティス集があったらいい
ディスカッションの中でこんな話がでてきました。
ファシリテーションのやり方って場面によって変わるような気がする。
例えばスクラムマスターとしてスクラムチームを導きたい場合のファシリテーションと、会議を進めてまとめる時のファシリテーションだとやり方や必要なスキルが違うと思う。
これは確かにそうだなと思いました。同時に、自分のファシリテーションはこれをほとんど意識してこなかったことに気づきました。使い分けるという考え方自体もっていなかったので、ファシリテーションのやり方を色々知って引き出しを増やしたいな。
イメージはアジャイルレトロスペクティブズのように、手法と適した場面と効果がまとまっているプラクティス集のようなものがあると良いかも。現場でファシリテーターをやっている人の経験を集めて作れないかなー。
ファシリテーション能力があがっているかを知る方法
自分のファシリテーションがその場に適していたかとか、自分のファシリテーション力が上がっているというのはどうやって測ったらよいだろうか。
特に会社の中でファシリテーターを担う人が1人しかいない場合、お手本にする相手がそばにいなかったり、ファシリテーションという立場からのフィードバックを受けられないので成長を感じることが難しいと感じました(というのもあって、今日はこの場に参加して他の人の話が聞きたかった)。
また、こういう場面では"導き"、またこういう場面では"引き出す"、さらには"発散させる"、"まとめる"・・・などなど、いろんなファシリテーションの方法があるので、うまくできたうまくできなかったの判断が定量化できなさそうで難しいなぁと思いました。
「自分の中で今日のファシリテーションの着地点をいくつか考えておいて、どこかに着地できたらうまくいったと考える」というお話をされていた方がいて、それはひとつ良い方法だと思うので意識してみようと思いました。
パターン化はできないことかも
プラクティス集があったらいいなとは思いつつ、同時にファシリテーションの性質を考えた時に「この場面ではこのプラクティス」というのを定義づけるのはできないことかもしれないと感じました。
それは、ファシリテーションが必要な場面、そこに集まる人たち、ディスカッションする内容、目指しているゴールによって毎回着地したい点が変わると思うので、パターンっぽくしてしまうことでかえって間違ったファシリテーションを誘発しかねないなぁと感じました。
道の状況、乗る自転車、運転する人のスキル、行先、天気、距離などによって適した自転車の乗り方が違うのと同じで。
そうなるとプラクティスという引き出しまでは用意することはできたにしろ、その先は「臨機応変に対応する」「毎回よしなに対応する」「うまいことやる」みたいになっちゃうのかな。
ここをなんとかできたら気持ちよさそうではある。でもそもそも無理な領域なのかもな、という気持ちを繰り返してます。
アジャイルファシリテーション
平鍋さんが「”アジャイル”が形容詞として”ファシリテーション”を修飾するという関係性のもと「アジャイルファシリテーション」とはなにか?を考えることができたら面白いね」というお話をされていて、これを考えるのは楽しそうだと思いました。
前述したようにファシリテーションというのは1つのやり方に留まらないと思うので、その中の1つとしてファシリテーションがアジャイルをどう支えていけるのかというのを形作れたらけっこう大きな成果だと思いました。
おまけ
SpatialChatというチャットツールを初めて使ったけど面白かった。 アイコンを近づけるとお互いの音声が大きくなったり、逆に遠ざかると声も小さくなるので距離間が感じられるのが好きでした。
場をうまく作ることはファシリテーション能力のひとつなので、ファシリテーションについて学ぶ会だけあってうまい場づくりだなぁと思いました!
おわりに
書いてみて、ファシリテーションをどう学んだら良いのかまだまだよくわからないなぁと感じています。なので、ファシリテーションの学び方についてもっと深掘りしたくなりました!
RSGT2021のOSTできになるテーマだったのですが、他のテーブルにいて参加できなかったので今日参加できて楽しかったのと、学びがたくさんありました。人生でファシリテーションについて今までで一番向き合った日かも!
ファシリテーションに限らずスクラムマスターとして必要なメタスキルとコンピタンスを身に着けるためのノウハウは増やしていきたいなぁと思いました。
ファシリテーターズ・インタビューさんありがとうございました!
*1:ネコがずっとヘッドセットのマイクをかじってくるのでした…。
「プロダクトマネジメント」を読んで、ビルドトラップから抜け出そう
本日は「プロダクトマネジメント」を読んで私にとって大きな気づきだったことや大事だなと思ったポイントをまとめてみました。「この本気になる!」と手に取ってもらうきっかけになればうれしいです。
プロダクトマネジメント ―ビルドトラップを避け顧客に価値を届ける
- 作者:Melissa Perri
- 発売日: 2020/10/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
ビルドトラップ
❞ ビルドトラップとは、組織がアウトカムではなくアウトプットで成功を計測しようとして、行き詰っている状態のことです。
これはほんとわかりみが深すぎて辛い。
スクラムガイド2020ではプロダクトゴールが追加されましたね。今回の改定でこれを追加したのはなんでだろうと思い読み合わせの会で質問してみたところ、こんなようなお話をしていただきました。
スプリントバックログを消化することでスプリントゴールが達成される。そして、本来はそのスプリントゴールを達成することの積み重ねでプロダクトゴールを達成しなければならない。
でもそうなってないスクラムチームが多いと思う。つまりスプリントバックログは消化しているけどプロダクトゴールに近づいていないチーム。プロダクトゴールということを考えられていないチーム、もしくは間違ったプロダクトゴールを設定しているチーム。
だから今回プロダクトゴール追加されたのは新しい考え方が増えたんじゃなくて、今まで意識できていなかったことを「おまいらちゃんと考えよ」と明示的にしたということに近いと思う。
これってビルドトラップと同じことだ、と思いストンと腹落ちした瞬間でした。
「プロダクト」とはなにか
プロダクト=価値を運ぶもの。
出来上がったプロダクトに価値が付加されているわけじゃなくて、プロダクトが使われることで価値が生まれる。
その料理を誰かがたべて美味しいとか幸せを感じることが価値で、料理という「調理された食材」そのものに価値が備わっているわけではない。
ここ混同しないように気を付けないとと思いました。「プロダクト=価値」って考えちゃうと、 ビルドトラップに片足突っ込むことになりそう。
プロダクトとプロジェクト
プロジェクトはプロダクト開発の一部。プロジェクトには終わりがあるけどプロダクトは永続的に続く。プロダクトに「いつ」という概念はないんだな。
まず大事なのはプロダクトとプロジェクトを混同しないことだと思いました。*1
スクラム導入あるあるなのが、「プロジェクトリーダーをやっていた人がプロダクトオーナーをやるとプロジェクト管理になりがち説」。ここを曖昧にしたまま、アウトプットを出してさえいれば価値があると思っているなら、ビルドトラップへまっしぐらだと思う。
プロダクトオーナーをやる人は必ずプロダクトとプロジェクトの関係性を理解して、自分の役割はプロダクトへ責任をもつことなのだということをきちんと理解しておくことが大事。
既知と未知
ちょうど要件定義での悩みが多かったので、要件を明らかにするときに使えると思いました。「既知の既知」以外、つまり「未知」を減らしていくようにしないとならないんだけど減らし方のアプローチが違う感じですね。
「既知の未知」は質問することが解決の糸口になりそうだけど、「未知の既知」は違和感を探ることが糸口になるんだろうなぁ。「未知の未知」を減らすのは自分にしらない情報を仕入れたり他者との接触が役に立ちそう。
戦略
良い戦略とは計画のことではありません。戦略とは意思決定を下すのに役立つフレームワークのことです。
結論、この1行にめちゃくちゃ大事なことが凝縮されていると思いました。
戦略の章は、似たような用語がたくさん出て結構理解が難しかったので多分4回くらい読んでいて、ミルフィーユの層が厚くなるように少しずつ理解していったんですが、結果この1行に戻ってきた感じ。
何かを判断する時に「これをやることは価値を生むだろうか?戦略から外れていないだろうか?」ということを、企業のどのレベルにいても、どの部門でなんの仕事をしていても、照らし合わせて答えを導き出せるものであるということだと理解しました。
登山で迷わないための方位磁石のようなもので、この道を行きなさいと教えてはくれないけど、方向があっているのかを確かにしてくれるもの*2。
そして「戦略は計画ではない」というのも意識するべきことだと思いました。「戦略=計画」と理解してしまうと「いつ」と切り離せなくなってしまうし、「なぜ」より「いつ」にフォーカスするとアウトカムよりアウトプットを優先してしまいがちになるから。
こう考えるとビルドトラップっていろんなところに仕掛けられてるんだなぁ、こわい。
顧客価値とビジネス価値
これはこの図が全てを物語っていますね。2つで1つ、相互的に働く価値交換システム。
感想
「本書への推薦の言葉」を読んで共感する部分が多い人は読んでみるとかなり発見があると思います。
私の場合は、過去にいたSIerのスクラムチームがプロダクトとプロジェクトの違いをわかっていない状態で進んでいたチームだったなぁということを本書を読んだあとにふりかえってみて感じました。
アウトプットは出せていたと思うけどアウトカムは出せていたのだろうか。そもそもアウトカムはなんなのかということもチームでしっかり話したことがなかったなぁという記憶です。
SIerの場合は納期やスケジュールがお金に直結しているのもあり、プロダクトとプロジェクトを混同しちゃっていることに気づかないまま進めているところは多そうだなと感じているので、なおのことここをしっかり区別しないと簡単にビルドトラップにはまってしまうと思いました。
ビルドトラップの怖いところは、組織や開発プロセスなどのいたるところに罠があって、けっこう簡単にハマってしまうところと、痛みに気づかないままある程度進んでしまえるところだなと思いました。
そもそも会社がビルドトラップを誘発するようなビジョンを掲げている場合もあるかもしれませんし。
色んなところで「この本を読んでビルドトラップにハマっていたことに気づけました」という書き込みを見ますが、それってそっと罠にハマっていた人が多いということなんだと思いました。
いろんな方もおっしゃっていますが、本当にハッとするような事がたくさん書かれています。特にプロダクトオーナーをやっている人は自信をもってお勧めしたいです。
お礼
本書は株式会社アトラクタ 様の企画で当選し献本いただきました。
素晴らしい本をありがとうございました。
積ん読解消のヒント
1/6~1/8までの3日間、Regional Scrum Gathering Tokyo 2021に参加しました。
3日目のOST(Open Space Technology)で私があげたテーマが「本を読むのに時間がかかりすぎて積ん読が溜まって困ってる」でした。
たくさんの良いアドバイスをいただいたのでまとめておきます。
このテーマにした理由
読書って自分の中にある「感覚的にはわかってるけどうまく言語化できないこと」を「こういうことだったのか!」にしてくれる瞬間がたくさんありますよね。そう、暗黙知と形式知が出会う瞬間です。この出会いがあることによって今まで言語化できていなかったことが、以降自分の言葉で伝えられるようになります。
なので、自分の言語化能力をあげるために本を読むことが必要だと思っています。
ところが本を読むのがヘタなのかとにかく1冊読み終わるのに時間がかかり積ん読が全然減りません。
いろんな知見を増やすためにもう少し読書ペースをあげたいと思いみなさんの積ん読解消法をきいてみました。
ちなみに自分の読書スタイルはこんな感じ。
- 順番に読む
- よく言ってることがわからん、手が止まる(★)
- 一旦先に進んでみるけど、前の部分が理解できてないのでやっぱりわからん
- 意を決して、★に戻ってマインドマップを書きながら理解する
- 進む
- わからん、4に戻る
3歩進んで2歩下がる水前寺清子スタイルです。書いてて我ながら非効率だなと思いました。
テーブルに集まってくれた方々の反応
- わかりみ
- わかりみのかたまり
- 分かります!
- 積ん読の課題は本当に深刻
- 衝動買いしたけど読める気がしない
- 本屋行って衝動買いするけど、最初の10pでしんどい。開かなくなる
積ん読解消したいと思っている人は意外と多い。自分だけじゃないんだなぁ。
積ん読解消のヒント
1: 〇〇駆動で読む
- 定期的に強制的に読むイベントがあると読み進められる
- 1ヶ月に1回、読んだ内容を共有するイベントを作る。締切駆動で読む
- 図書館締め切り駆動。図書館で借りて返却日までに読む。返却後でも続きを読みたかったら買う。
- ラックに積まれているプレッシャー駆動もつかえますね。
- 自分の生活する場所(デスクにこの本、リビングにこの本、トイレにこの本)に本を置いておく
- 社内でbooklog共有して、ピアプレッシャーをかける
- 長期休みで一気に積読解消します
イベント駆動/図書館締め切り駆動/プレッシャー駆動など。おもしろい。
2: 読み方を工夫する
- とりあえず僕のやり方ダンプ
- まえがきとあとがき読む
- 中身をマーキングしながら素早く読む
- マーキングした部分をテキスト化(Kindleとか楽)
- そこを数回読む
- それに関係しそうなところを読む
- 書きながら、必要なところを読む
- 僕は章ごとに重要だなとか気づきを得た部分をメモしながらよんで、最後にざっと見直してみます。あとはそれをそのままブログにアップしてます
「浅く何周かする」は自分も効果ありました。2周目のほうが「あ、こここういうことか!」っていうひらめきが多かったです。1周目で前提知識がついたからですかね。1周目で理解しようと思うのやめました。
3: 何冊か平行する
- 1冊だけ集中して読まないこととTwitterでアウトプットしていますね
- 読むの遅いなってとき、頭に入ってこない時、自分に知識が足りてないかも。一歩手前の本を読んだりする
- 1並行読みやるようになってちょっと読書力UPしました。
- 1私も並行して何冊か読みます。一冊だとすぐ飽きてしまう。。
- 技術書だけよむとか辛いので小説を並行して読んだりします
ちょっとずつおつまみするやつです。その時の気分で読む本を変えるのが読書のコツって誰かいってたな。
4: 全部読もうとしない
- その本から得られることの8割は、その本の2割の部分から得られるってどこかで読んでから完璧主義やめました。
- プレッシャーに弱いので、楽しいところだけ読む
- 詳しくなった本は早く読めるけど、知識は増えない。ゆっくり読めることを前向きに、焦らないで読む
- 時間がかかることをそんなに気にしないでいい気がします。
本は相性もあるのでちょっと難しいな合わないなと思ったらやめてもよい。自分は買ったら全部読むと思い込んでいたのでこれはいいことを聞きました。
5: 場所と時間と仲間
- 風呂で読んでる
- カフェとか行って、本しか読めない環境に身を置いたりすると集中できますね。
- サウナで本読んでる人いた
- 夜より朝
- 早起きして読む習慣
- 夜は疲れているので読めない
- ABDの読書会の仕方もおすすめですね。
自分はめったに早起きできない人間ですが間違って早く目が覚めた時に読書したら確かに集中できました。読書に集中できる環境づくりも大事です。
6: 最初から積ん読として購入する
- 積読する用に買って、読みたくなったタイミングで読む
- 雑読しておいて、本が呼んでくれる
- リファレンス系の本を積んでおいて、必要な時に読む
これ目からウロコでした。買ったら今読まなきゃいけないわけじゃないですもんね。
確かに、流行ってるから買って読んだときはあんまり頭に入らなくて、今こそ必要って時に読んだ方が吸収率高い気がする。本が呼んでくれる時を待つ。深い!
番外編
- 消化をあきらめて、書籍からのエネルギーだけをもらう
- 徳を積む
ふむ…。自分はまだまだ修行が足りないのかもしれません。
紙派?電子派?
紙/電子/併用と様々でした。 自分は紙派ですが字の小ささが辛くなってきたので、そろそろ電子もありかな。 ちなみに併用派のみなさんはこんな感じで使い分けてます
- 同じ本を物理・電子両方買うことも
- 雑誌系はかさばるので電子、単行本は紙
- 最近は技術書は電子かなあ
- 繰り返し読みそうなときは紙、それ以外は電子って気持ちです
- サインがもらいたいときは紙!
おわりに
実はOSTのテーマをこれにした理由が、『プロダクトマネジメント』を読んでいて戦略について書かれた章あたりから難しくてよくわからなくなり、急ブレーキがかかって進まなかったためでした。
プロダクトマネジメント ―ビルドトラップを避け顧客に価値を届ける
- 作者:Melissa Perri
- 発売日: 2020/10/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
ちょうど訳者のryuzeeさんがこの場にいらっしゃったので想いをそのままぶつけてみたところ、ryuzeeさん自身もこの章の訳は難しかったそうで何度も読んで書いてを繰り返したとおっしゃっていました。
なるほど、もともと難易度が高めの章だったんですね。
読書で止めたこと。本棚の整理、読みながらマインドマップとかを書くこと、最初から最後まで読むこと
— Ryutaro YOSHIBA (@ryuzee) January 10, 2021
(続き)本は消耗品。濡れたり汚れても構わない。とりあえず買う。積読上等。最後まで無理に読まなくてOK。本屋は出会いの場なので気になったら即買い。
— Ryutaro YOSHIBA (@ryuzee) January 10, 2021
私はちょっと読書完璧主義っぽかったので、以下2つを取り入れようと思います。
- 本には難易度、相性があるから全部読もうとしなくていい
- 積ん読は悪ではない。買って本が呼ぶのを待つのも良し
みなさんにも読書を楽しむヒントになれば幸いです。
Regional Scrum Gathering Tokyo 2021に参加しました
1/6~1/8までの3日間、Regional Scrum Gathering Tokyo 2021に参加しました。
今回はオンサイト+オンラインのハイブリッド開催だったのでセッションの録画が見れることになっていいます。
今後、数回に分けて鑑賞会を実施する予定ですので各セッションの感想はその時に書こうと思います。今回は全体的な感想を書きます。
オンライン参加という決断
私は今回初めてのRSGTでした。加えて「現地で動く野中先生に会いたい」という気持ちが参加の決めてだったのでオンサイトでの参加にだいぶこだわっていました。オンサイト用チケットと飛行機とホテルを抑えていました。
ですが、12月中旬からGOTOトラベルの中止が決まったりコロナの感染者が右肩上がりで増えるなど予断を許さない状況になってきて、家庭に受験生がいることや医療体制がひっ迫している状況などを考えて、最終的にオンライン参加という決断をしました。
オンサイトにはオンサイトの、オンラインにはオンラインの、それぞれの楽しみ方があると思います。 結果としてはオンラインでも心から楽しめました。ただ、現地でおいしいお弁当食べたりオンライン勉強会であっている人達とリアルに交流もしたいという想いも捨てきれないので来年こそは!と思っています。
特に現地でお弁当がたくさん残ってしまっている様子が伝わってくるとフードロスに拍車をかけてしまったなぁという残念な気もちが沸いてきました。あと単純においしそうなメニューだったので食べたかった!
スタッフさんがたくさん声掛けしてくれていろんな人が持って帰ったりしてくれたみたいです。
「ティータイムのお時間ですがケーキはないのでお弁当食べてください」
— いづ (@izumii19) January 6, 2021
#RSGT2021
ここがよかった1: ハイブリッドを楽しむことができた
セッションを聞きつつDiscordのチャット質問したり、ちょっと引っかかった部分を誰かが素早く補足してくれたりするのが、自分の感じたメリットでした。おかげで途中で理解につまずいて置いて行かれるということが少なくなりました。これは自分には大変なメリットでした。
もう1つはDiscordチャットのリアクションアイコンが豊富な点で、みんながどういうところにどういった共感を持っているのかが一目でわかるのがよかったです。
あと、みんながツボったタイミングではチャットがめちゃくちゃ早く流れる! こういう時のリアクションとして、会場だと一斉に笑い声が沸きあがるのに対し、オンラインだと光の速さでチャットが流れていくという、沸き方の違いを感じられたのが面白かったです。
会場のブース前の廊下にスピーカーがおいてありDiscordのボイチャを使って会場の人と会話ができたのもよかったなぁ。こういう「会場とオンラインをつなげる仕掛け」はとてもうれしいです。
ハイブリット開催というのが単純に「オンサイトとオンラインのパラレル」ではなく「オンサイトとオンラインの融合」になっていたのが良かったしそこに気づいたときおおっとなってちょっと震えました。
ここがよかった2: 友達が増えた
これに参加しました。
Twitterやオンラインイベントでは知ってるけど会ったことない人やはじめましての人とたくさん友達になれました。
こういうイベントってやっぱりギャザれると何倍も楽しくなるのですが、うまく声かけられない問題や入っていくタイミングを逃したりしてしまいがちなので、この試みはすごく良いと思いました!毎年必要なのでは。
この交流会で私が2021年にやりたいことを話したらみなさんが「それの成果を来年のRSGTで発表してよ!」と言ってくれてやる気がわきました!
それと、Among usプレイヤーと繋がることができたので最終日の夜に集まってプレイしました。イベントが終わってもイベントでつながった人とまた繋がれるのがとても良いなぁと思いました。
ここがよかった3: コーチズクリニック
今回はコーチズクリニックで相談したいことがあったので食い気味にふせん貼りました。この先のキャリアについて2人のコーチにそれぞれ違う内容を相談したのですが、この先のヒントになることをたくさんアドバイスしてもらえたし、それが自分自身では見つけられないような答えだったので、相談してよかったと思いました。
短時間で私の聞きたいことの意図を理解してくれてご自身の経験を交えたアドバイスをしてもらえて、傾聴力の高さも勉強になりました。また、実践してみたその後もぜひ聞かせてくださいと言ってもらえたので、アドバイスを実践していい報告ができるようにします。
コーチズクリニックって「すごいコーチに相談する」というしきいの高いイメージがあると思いますが逆に考えてみてください。普段相談すると数万円かかりそうなコーチが、無料でしかもマンツーで話聞いてくれるなんてすごいぜいたくな機会だと思いませんか? 迷っている方は騙されたと思って一度参加してみてください。きっとやめられなくなると思います。
ここがよかった4: OST
自分は「積読解消法」についてテーマを出しました。
- 一人で本を読むと理解できないところでつまづく
- 理解するために図を書きながら読んだりするが、とにかく時間がかかるのでいやになってくる
- 読み終わらないので次の本に手がだせず積読たまる。
- みなさんどうしてますか?
たくさん集まってくれてディスカッションできていろんなヒントもらいました。これについては1記事分になりそうなので別で記載しようと思います。
2021/01/10追記: 書きました izumii19.hatenablog.com
OSTでは知らない人と会話することを自分の目標にしていたので、参考になりそうなアジャイル札幌の活動を紹介したり、テーマを出してくださった方とディスカッションするようにしました。
RSGTで得たMyテーマは「勇気」
RSGTでの自分に対する気づきは「自信のないことから逃げない勇気」でした。
- 勇気を出してOSTのマーケットプレイスに立つ
- 勇気を出してコーチに悩みを打ち明ける
- 勇気を出してコーチのアドバイスを受け止める
- 時には引き、時には勇気を出して自分の意見を発する
- 自分にとって必要な投資をする
- 思い描いていることを行動に移す。失敗してもいい。
2021年は大きな成果を出すことよりも、目の前にあることを一つ一つ確実に積み重ねる年にしようと思います。
感謝
コロナを取り巻く状況が日々変わる中でのハイブリット開催本当に大変だったと思いますが、そんなことを感じさせないくらい盛り上げていただきホスピタリティをひしひしと感じました。
スタッフの皆様3日間本当にありがとうございました!
アドベントカレンダーのクロージング
この記事は「ScrumFestSapporo2020 Advent Calendar 2020」の25日目の記事になります。
前日の記事はこちら。
ついに25日ですね!
みなさんもうチキンは食べましたか?ケーキは食べましたか?
サンタさんは来ましたか?
今日はアドベントカレンダーのクロージングということで、アドベントカレンダーをやってみてどうだったかについて書こうと思います。
ことの始まり
スクフェスのクロージングの時に「アドベントカレンダー作りましたのでよかったら登録してください」というアナウンスをしました。
当時の想いはこちらに書いてあります。
1週目:最初はあまり集まらなかった
ところがどっこい登録してくれる方が集まらなくて、12月を迎えた時点では3人しか登録者がいませんでした。
この企画はあんまり需要がなかったかなと思い、実はそっと削除してしまおうかと思ってました。でも、
全部埋まらなくてもいい、参加者が少なかったとしてもアウトプットすることにきっと価値はある
人が集まらない=やらない理由にはならない
枠がたくさん空いていることを利用して、自分がたくさんアウトプットする場にしてしまおう
と思い直しました。
2週目:うれしいスピーカーの参加
1週目は全員スタッフでしたね(笑)。
2週目になって@yasudatadahiroが招待講演を全社で聴講した内容をブログに記載してくれて、それをアドベントカレンダーに登録してくれました!
始めてスピーカーの方が参加してくださって嬉しかったです。
私はスクフェスに参加してからオンラインイベントへ参加することの楽しさを知り、いろんなイベントに積極的に参加するようになりました。なので参加レポートが多めになってます。
相変わらず、大仏がキリスト生誕祭を攻める(ときどきヒヨコ)という謎の展開が続きます。
3週目:人がたくさんいる!
3週目からはすごくたくさんの方が書いてくれました。 スピーカー、参加者、スタッフといろんな方の目線で、スクフェス札幌当日を迎えるまでの想いや感想を書いてくださいました。
みなさんの記事をたくさんの人に読んでもらいたいなぁと思いからtwitterでの周知にも熱が入ります。
実は15日の夜に「16日のアドカレネタ思いつかないなぁ…」と思っていたのですが、翌日になって@project_J_Kの記事がスッと記事を登録されていて「神かっ!!!」と思いました。
なんかありがとうございます(笑)。
4週目:なんとカレンダーが全部埋まった
3週目の後半あたりでなんとカレンダーが全部埋まりました。わーいわーい!
こうやってあらためて1週ずつ眺めてみると徐々にjoinしてくれている様子がわかりますね。
「ほぼひとりカレンダー」になってもいいし、埋まらなくてもいいかと思いながら始めたわけですが、やはりいろんな人の参加で埋まったカレンダーをみると嬉しさ倍増です。
感想
まずは、joinしてくださった皆様ありがとうございました。
個人的なもくろみとしては
- 学んだことが溶けてなくならないようにアウトプットして残す
- いつかアウトプットしようと思っていながらやらずに終わっていたことをアウトプットする機会にする
ということを考えていたので、自分としてもよい機会になり、アウトプットすることにたいするハードルを下げられたと思います。
また、みなさんと進めることでスピーカーの想い、スタッフの想い、参加者の想い、イベントのその後など色々な気持ちが綴られたよいカレンダーができたと思います。
こっそり消さなくてよかった…!
2021年以降も、みなさんとの関わりやイベントへの参加、アウトプットすることを積極的にやっていこうと思いますので、今後ともぜひよろしくお願いいたします!
アポロシンドローム:優秀な人材を集めたチームが最強ではない理由
この記事は「ScrumFestSapporo2020 Advent Calendar 2020」の21日目の記事になります。
前日の記事はこちら。
みなさん「アポロシンドローム」という言葉をご存じですか?
私はこのnoteで知りました*1。
そして、この記事を読んでいて「あれ、そういえばアポロシンドロームみたいなことを経験したことがあるぞ」ということを思い出し、アポロシンドロームについてもう少し考えてみたくなりました。
アポロシンドロームとは
アポロシンドロームとは、チームにおける役割論の父として知られているメレディス・ベルビン博士が提唱した「優秀な人材を集めたチームが優秀な結果を生み出せるわけではない」という現象のことです。
ちょっとよくわかりませんね? では先へ進みましょう。
メレディス・ベルビン博士の実験
メレディス・ベルビン博士は以下のような実験を行いました。
まず1チーム5人前後のチームを複数作ります。
その際に、分析能力や精神的能力が高いことが適性テストによって学術的に証明されたメンバーだけで構成されたチームも作りました。そして、このチームを当時アメリカが月面着陸に成功したアポロ計画にちなんで「アポロ・カンパニー」と命名しました。
その後、アポロ・カンパニーを含む複数のチームに対し、分析能力や精神的能が決め手となる演習を行ってもらいました。
分析能力や精神的能が高い人達で構成されているアポロ・カンパニーが圧勝すると誰もが想像していましたが、結果以外なものでした。
アポロ・カンパニーは最下位に終わることがしばしばあったのです*2。
優秀な人材のみで構成したにもかかわらず、なぜ結果が伴わなかったのでしょうか? これには、アポロ・カンパニーのチームの運営方法にある種の欠陥があったからだと考えられています。
アポロ・カンパニーで起きていたこと
アポロ・カンパニーが結果を出せなかったその裏側ではこんなことが起きていました。
自分の意見を採用するように他のチームメンバーを説得しようとしたり、相手の主張の弱点を見抜くことに力を発揮していた。
チームメンバーは、仲間が何をしているかを考慮することなく自分の好きな路線に沿って行動する傾向があり、チームとしての管理が難しいことが判明した。
チームは何が起こっているかを認識していたにもかかわらず対立を避けたりしてしまい、意思決定に問題が生じていた。
誰も自分の意見を曲げず、また相手の意見を変えることもできなかった結果、まとまりがなく本来の目的ではない論争に終始し、意思決定ができないまま時間だけが過ぎて行っていたのです。
アポロ・カンパニーはチームというより"個人の集まり"って感じがしますね。
このことから、優秀な人材をたくさん集めただけでは優秀な結果を導き出すことはできないことがわかりましたが、チームという形で力を発揮するにはアポロ・カンパニーにはなにが足りなかったのでしょう。
アポロ・カンパニーに足りなかったもの
アポロ・カンパニーは個人プレーに終始するあまりチームとしてどこへ向かおうとしているのかという意識が薄かったのではないかと私は考えています。
自分の意見を通すことが目的になったり、それを押し通すことでチームのまとまりを欠くようなことがあれば、意見は正しかったとしても行動として正しくないのだと思いました。
チームで大切にしたいこと
チームとしての正しい行動ってなんでしょう?その答えはきっとチームによって様々なんだと思います。
なので、ここでは私の観点でチーム戦で大事だと思うことを2つあげてみました。
自の100点よりも、チームの70点
チームで活動していると自分の思い通りにならないこともたくさんありますが、自分の意見を周りに納得させることよりも、チームとしてみんながそこそこ納得感をもてるポイントを探すことのほうが大切だと思っています。
自分で納得できると自分の意志で前進できるじゃないですか。ということは、チームで納得できれば、みんなが自分の意志で前進できるということです。
納得できなかったりやらされている感が強いと、結果チームとしての歩みは遅くなります。ここがアポロシンドロームに陥るところの1つかなと。
私の心がけとしては、「こうすべきだよね」「これは間違いです」のような断定的な言葉は使わないように気を付けていますね。チームで合意するのに、こういう表現ってあまり必要ないかなぁと思います。
自分がアイディアを持っている時も「こういうやり方思いついたんだけど、どうですかね?」という提案レベルにとどめて、あとはディスカッションで決めています。
個人が100点で満足する状態よりもチーム全員が70点の満足を得られるようにし、チームは「私vsあなた」で構成されるものではなく、ただ1つの「私たち」の形を目指したいです。
感謝は人へ届け、解決は問題へ届ける
チームで活動していると自分の思い通りにならないこともたくさんあります(2回目)。
「もっと早くやってほしかった」「それは先に言ってほしかった」などの気持ちになることもありますが、そこは一旦脇に置いてまずはやってくれたことへの感謝、言ってくれたことへの感謝の気持ちを忘れないようにしています。これはきちんと言葉で伝えるのが大切!
そのうえで「より早く」「より先に」という部分についてはなぜそうしてほしいのかをロジカルに考えて、起きた事実だけを伝えるようにしています。
感謝は人へ届けるもの、解決は問題へ届けるものという観点を忘れずに、メンバーへのリスペクトを常に持ち続けていこうと思っています。
おまけ
アポロシンドロームって特に「レッドばかり集まった戦隊チーム」みたいなのが陥りやすいかもって思った。
たぶん得意分野がぶつかっちゃうから対立構造を生みやすいのかなぁとか考えた。
食いしん坊キャラのイエローとかお色気キャラのピンクとか、ちゃんと意味あるんだよなぁ。
昔赤レンジャーばっかり集めた映画かなんかがあった気がするんだけど、その時の各赤キャラがどう立ち振る舞ったのかとか気になってきたな。
参考
「スクラム開発におけるマネジメント、評価指標・サポート・オンボーディング」に参加しました
この記事は「ScrumFestSapporo2020 Advent Calendar 2020」の18日目の記事になります。
前日の記事はこちら。
分散アジャイルチームについて考える会の「スクラム開発におけるマネジメント、評価指標・サポート・オンボーディング」に参加しました。
distributed-agile-team.connpass.com
お話してくれた人
@tunepoloさんです。
RettyではLessでスクラムを実施していて、その複数のスクラムチームのマネージャーをされてます。
今日の発表ではもやもやしてるポイントもそのまま持ってきてくださいました。もやもやがあるというところに現在進行形の雰囲気があってよかったです。
お話のポイント
- スクラムチームそのものの評価
- スクラムチーム個人の評価
- やることが変わっても使える指標がよい
- 開発への貢献、リリースまでの日数、障害数
- 持ち場を持たせる
- その人がリードできるもの
- やることが変わっても使える指標がよい
- 1 on 1
- 週1で30分
- 早めのフィードバックの機会
- POやSMとではなくマネージャーと行う
- 上下関係にしたくない
- 週1で30分
- 問題のエスカレーション
- 複数チームでふりかえり結果を共有
- チームの立ち上げ
- チームメンバーの選び方
- バランス良く配置したり、チームに決めてもらったり
- SMの選び方
- 立候補や適性などその場に応じて
- リーダーや管理職候補ばかりにしない
- SM兼任
- RettyではDevとの兼任(SM専任はキャリアに繋がるのかという疑問もあり)
- メンバーをチームに入れる時
- 準備期間は設けない
- チーム開発になれる
- チームメンバーの選び方
- マネージャー育成
- プレーヤーとしては一旦手を止めてもらう
- プレーヤーマネージャーは求められる能力が違うので並走は難しい
- テコ入れポイントを見極める
- メンバーの成長に喜びを感じられる人
- プレーヤーとしては一旦手を止めてもらう
感想
まず、実験を評価するというのが良いと思いました。
「評価」という観点で見た時に、実験のように失敗するかもしれないものや直近の成果に繋がらないものって評価されにくいと思うのですが、長距離を走るための持久力を付けてもらいたいという観点をもって見ているところが素晴らしいと感じました。
また「POやSMはDevとの兼任」としている理由の1つが「SM専任にしてしまった時に将来的なキャリアに繋がるのか疑問に感じている」という点についても、評価されにくい役割へのキャリアをきちんと考慮されている印象を受けました。
いずれも「見えにくいところにこそきちんと気を配ろう」としている点が印象深かったです。
1on1については最近私はもっぱらされる側なのですが、過去にはする側だったこともあってその当時のことを思い出して聞いていました。
する側だったときにその1on1の目的がメンタリングなのかティーチングなのか評価なのか面談なのかというところにフォーカスしてから始めていなかったなぁというのが、今さらの反省点です。
する側が「メンタリングするぞ!」と思っていても、される人が「評価面談だ!」と思うと、聞く内容から答え方まで大きく変わってきそうだしそこを合わせておかないと何も引き出せない1on1になってしまいそうだと思いました。
このイベントはきょんさんが「今日はこんな感じで進めます」「このあとのOSTはこんな感じで進めます」「Muralはこんな感じで使います」と毎回説明をきちんとしてくださって、初めて参加する人にやさしい設計になっているところがすごくいいなぁと感じています。
自分も運営する時にはこういうところに気を配れるようになりたいなー。